ソムリエさんのいる焼鳥ダイニング！ : ビールが主食

都内で開催中のマブダチの作品展へ。
帰りに一緒に夕飯でもしばいときましょか～って事で、
最近、会場近くで発掘したという焼鳥屋さんへ。

表参道、骨董通り。
目印はビルとビルの谷間にひっそりと灯る角行灯。
お値段レベルもわからない、情報が皆無な今時のおしゃれな店に多いパターン。
こりゃ誰かに連れてきてもらわない限りたどり着けないわ^^;

焼とり常世長鳴鳥（とこよのながなきどり）

骨董通りが眺められる店内。藤の花に季節を感じます。

鹿児島でのみ飼育される「黒さつま鶏」が楽しめるこちらのお店、
なんとソムリエさんが常駐されていて、焼鳥とワインのペアリングが楽しめるそう。

料理は「おまかせコース」（12000円）のみで、17:30&20:00の一斉スタート。
友が予約しておいてくれた「プラチナシート」10席のみのカウンターで、
焼鳥とワインとのペアリングを楽しみます！！

まずは物腰の柔らかなソムリエさんからアペリティフの提供。至福の泡でカンパイ☆

眼の前ではグラスにコンソメスープを注いでますよ！？

熱々のコンソメスープは２日間煮出したものだそう。

鶏刺し：砂肝、ささみ昆布締め、タタキ

砂肝の刺し身は（たぶん）人生初！
臭みもなく、コリッとした食感がたまらん新鮮な砂肝は、塩でシンプルに味わいます。

昆布締めしたササミは、ねっとりと濃厚な味わいに。ここは柚子胡椒が吉。

タタキは甘口の醤油で。皮からにじみ出る旨味が半端ない！

焼き台にはごっつい兄貴。焼き物への期待が高まります！

「2022　GLADSTONE URLAR　Sauvignon Blanc Sur Lie」（ニュージーランド）
すっきり辛口のソービニヨン・ブラン。
宝山で有名な「西酒造」により、ニュージーランドのワイナリーで作られたものだそう。

ささみ　からすみ
レアな焼き加減はお見事！

自家製七味、山椒はお好み。山椒の香り高さには恍惚とするレベル！

続いての白は田崎真也先生のお墨付きだそう。
私にはちょっと甘口過ぎるかな・・・と思ったのもつかの間。

ふりそで　ネギだれ

皮パリ肉汁じゅわ～～～！！濃厚な旨味のふりそでには、このワイン！！
添えられた鬼おろしも甘めのタレがかけられ、九州の食文化に思いを馳せます。

自家製メンチカツ

鶏肉とは思えない濃厚な肉の旨味！！

フルーツトマト

ハーブ香る、めちゃ甘な人生初体験のトマトでした。

続いてはトレンドのオレンジワイン。辛口で程よいタンニンで食が進みます。

おしり

ぼんじり。美味しい脂が噴出！

生つくね　キンカン　キャビア

贅沢の極み。

季節野菜焼

椎茸汁が噴出！！

「FAMILIE FRIEDRICH BECKER DOPPELSTUCK SPATBURGNDER 2019」
続いての赤はドイツのピノ・ノワール。めっちゃ可愛いエチケットは冬季限定だそう！

モナカ

早くもデザートかぁ？と思いきや、中からは白餡・・・いや、「白レバー」。
またしてもお酒が加速ｗ

せせり

旨味爆弾。梅マスタードソースが絶妙！

肝

痛風持ちには禁断の、濃厚レバームース。
たとえ今宵発作に襲われたとしても人生悔いなしｗ

季節野菜焼

炭火でじっくりと甘さを引き出された白ネギとアスパラ。

選べる希少部位

ラストの赤はカルフォルニアのカベルネ・ソービニオン。心地よい重厚感。

締めのご飯は岡山の自然農法の「朝日米」で炊き上げたたけのこご飯。
ちりめん山椒、香の物、赤だし添え。

柔らかな筍の香りが鼻腔に抜けると、しみじみと、あぁ、日本に生まれてヨカッタ～♪

鶏中華そば

稲庭うどんの鳥中華。食後の胃にも優しい、つるっと飲める一杯で締め！

甘味

甘さ控えめの抹茶わらび餅で締めて、大満足でご馳走様でした！！

お土産もいただきました～！！

翌朝、常温でいただきました。
温め直さなくても、まずは炭火のお野菜の香しさが鼻腔に抜けて来ます。
地鶏は昨晩味わった焼き立ての感動が蘇ります。
多少硬くなった分、噛みしめて感じる旨味。
お店では食べなかった焼きつくねのジューシーさにも驚き。
うずらの卵は半熟というサプライズ！
つくねと半熟うずらのハーモニーは感動でした。
たっぷりと盛られた鶏そぼろは、甘すぎず、鶏の旨味を感じられ
そして何より、冷めても美味しい「朝日米」自体の美味しさに酔いしれた、
感動のお弁当でした！

ワインには詳しくない私ですが、物腰柔らかでにこやかなソムリエさんのお陰で
ワイン談義にも花が咲いた、極上の大人時間でした。
わざわざ予約して行きたい「ハレの日の焼鳥」抑えておいて損はないですよ！！

焼とり常世長鳴鳥（焼き鳥 / 表参道駅）

夜総合点★★★★☆ 4.2